台風一過の昨日(9月19日)の東京は、久々の秋晴れ。日中はまだちょっと暑いが、久々に2人で散歩してみた。
そういえば、我が家も氏子になっている天祖神社の例大祭ではないか。新型コロナの影響で、昨年も今年も、町内会ごとのお神輿が街中を練り歩くのは中止。
新型コロナ前は、子ども神輿と大人神輿があった。学校に上がる前の娘もかつて「その他大勢」として子ども神輿を引いてお菓子をもらったものだ。我が町内会では神輿に加えて小さな山車もあり、代々引き継がれてきた笛太鼓のお囃子が聞こえてくると、あっお祭りだ、と思ったものだった。
昨年と今年は、天祖神社の氏子代表である各町内会代表が一緒に、神社の領域内をくまなく回る形で行われている。その範囲は、池袋サンシャインの東隣のイケサンパークから西巣鴨駅に至る、かなり広い範囲である。
天祖神社へ行くと、ちょうどお神楽が演じられていて、人々がパラパラとそれを眺めていた。
恵比寿さんや獅子舞が現れ、最後には、獅子舞が子どもたち(+昔の子どもたち)の頭をパクリ、パクリ。和やかで微笑ましい雰囲気が境内にみなぎった。
天祖神社にお参りして、お神楽を眺めて、そろそろ秋なのだなあ、と思った。
そういえば、日が陰るのがずいぶんと早くなった。
雲ひとつない真っ青な空。
巣鴨付近で見た北の空、まっすぐ水平な幾層もの薄雲に映える夕暮れの赤。
そして、東のビルの間から昇ってくる十三夜の月。
なにげない、ごくごく普通の光景がやけに美しい。
この地に暮らして、もう30年余になる。
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