夕方、自宅から池袋へ散歩に出かけました。最初の目的地は南池袋公園。最近、リニューアルしたというので、見に行くことにしました。
南池袋公園といえば、その周辺はカラオケ屋や飲食店が集まる歓楽街で、ちょっと偏見かもしれませんが、夜、女性や子供が一人で歩くにはちょっとふさわしくないような場所、というイメージを持っていました。
それが、行って見てイメージがガラッと変わりました。この変わり様は一体、何なのでしょう。
広々とした芝生。そこに横たわるカップルや家族連れ。端には実にモダンな形の卓球台が二つ。脇の緩やかな壁は子供たちの滑り台に。隅には、鶏の照り焼きをグルグル回しながら炙る機械も備えたオシャレなカフェ。その周りを、サンシャイン・ビルなどが取り囲んでいます。
公園が開いているのは午前8時から午後10時まで。さすがに、夜は警備員のおじさんが何人か配置されるそうです。
それにしても、南池袋の従来のイメージはどこへ行ってしまったのでしょうか。公園ひとつで街のイメージは大きく変わりうるのかもしれない、と思いました。
まちづくりのなかで、公園の果たす役割というのは意外に無視できないものかもしれません。日本のまちづくりのなかで、住民と公園とのもっとゆるやかな関係づくりを模索しながら、自分たちの居心地のよい+防災等の機能を果たせる公園を、行政と住民が一緒につくっていけたらいいなあと思いました。
インドネシアでは、どんなまち、どんな村へ行っても、中心部に大きな公園があり、そこを中心にまちが作られています。しかし、その公園の多くはただの広場、というか野原に過ぎませんでした。最近になって、スラバヤ市のように、公園に様々な機能を持たせる試みが行われ始めました。
様々な要素を検討していないので、ニュー南池袋公園のあり方が理想的かどうかを判断する能力はまだ持ち合わせませんが、これからのまちづくりのなかで、住民にとっての公園、あるいは公園的な空間の機能や役割をじっくり考えていきたいと思いました。
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