この間、調子が悪かったわけでも、何か深刻な問題が起こっていたわけでもありません。ずっと元気に過ごしていましたが、ブログを書くのを単に怠っていただけです。
では何をしていたか、というと、けっこうバタバタしておりました。ローカルとローカルとを結びつけて新しいモノやコトを促す、ということに関わるいくつかの動きと出会っていました。そして、その方向性は誤っていないという確信をさらに得るに至りました。
1月23日には、JICA地域創生セミナーに出席しました。国家=国家を単位とする経済協力外交の一角を担うJICAのなかで、日本の地域振興の経験を世界へ発信し、そのインパクトを日本の地域へフィードバックする、という動きは、決してJICAのなかで主流ではありませんが、驚いたのは、そのような方向性に賛同して動き始めた人々がいる、ということでした。今はまだ、新たな案件形成の観点から日本の地域に目を向け始めたという面も強いでしょうが、いずれその殻を破る動きが現れてくる予感がします。
また、青年海外協力隊経験者が帰国後、地域おこし協力隊として日本の地域に入って活動する動きも見られます。青年海外協力隊OBの活動を支援する公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)は、そうした海外経験者の地方での活動を積極的に促しています。
JICAはすでにグローカル協力隊というスキームを持っています。これは青年海外協力隊員が派遣の前または後に日本の地域で活動する、というスキームですが、まだあまり知られていないようです。
こうしたJICAの動きは注目されますし、私の活動ともどこかでつながってくるような気がします。私自身、地域おこし協力隊のツイッターをいくつもフォローしていますが、なかなか面白いものが多いです。こうした人材が今後、どのような展開をしていくかも、大いに興味があります。私の勝手に仲間候補者と言ってもいいかもしれません。
また、1月25日には、「ハイローカルを創ろう」プレイベントというのにも顔を出しました。出席していたのは若い世代がほとんどでしたが、なかなか面白いひとときでした。
これは、美意識を持った地域づくりとでもいうもので、美意識を媒介した新しい価値を地域で作り出す行動を促すものです。つまり、かっこいいローカルを創る、ということのようです。
ハイローカルという言葉はまだよそ者によって唱えられていますが、これが地元の人々の意思とどのようにつながり、溶け合っていくのか、まずは、コミュニケーションの問題が横たわっているような気がします。
それでも、よそ者による美意識の押し付けになるのではなく、その美意識を契機として新しい価値が生まれてくるのであれば、ハイローカルがその地域のものになっていくプロセスが現れてくるような、そんな可能性を感じました。
ローカルという言葉が様々なシチュエーションで以前よりもより頻繁により真剣に、それも東京で語られ始めている、そんなことを感じた1月後半でした。
1月23日、所用でみなかみ町にも行ってきました
先週は、ジャカルタへ出張でした。その話は、また改めて。また、2月4〜5日は京都へ行ってきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿