とにかく、涼しいところへ行きたい!という妻のリクエストもあり、東北海道なども検討したのですが、最終的には、志賀高原へ行くことにしたのでした。
個人的には、本当は、久々に香港か台湾へ行って、存分に食べまくりたかったのですが・・・。涼しいところが優先、でした。
6日は長野市で1泊。その目的は、ここでした。
長野駅前のちょっと路地を入ったところにある映画館「長野千石劇場」。東京で観そびれた香港映画「コール・オブ・ヒーローズ」を観るためでした。
映画を観る前から、この映画館に昭和の風情を感じて興奮する二人。入替制で、開始15分前にならないとチケットを売ってくれない、というので、ぴったり15分前に窓口で購入して、中へ。中へ入ると、そこは「昭和」の世界でした。
映写室の看板も。
外壁の映画の予告掲示も、時代を感じさせる趣がありました。
最初に入った第3ホールは、傾斜のない、小さなスクリーンの部屋。明らかに増設したような雑な作りの部屋でしたが、観客は我々2人ともう1人の3人。
もうすぐ開始、と思ったら、係員が来て「客がいないので、隣の第2ホールへ移ってくれ」とのこと。第2ホールで上映する予定だった作品は、観客がいなくて上映中止となったようでした。
というわけで、より大きな第2ホールで、我々を含む観客3人が「コール・オブ・ヒーローズ」を鑑賞しました。
隣の第1ホールで上映している映画の音声が聞こえる、ボロいつくりの会場でしたが、アクションものだったせいか、それなりに集中して観ることができました。
サモハン・キンポーがアクション監督を務めた「コール・オブ・ヒーローズ」は、黒澤明監督の「七人の侍」の影響を受けているということで、あまり期待はしていなかったのですが、予想以上の内容で、十分に楽しむことができました。
それにしても、長野市内には、長野千石劇場以外にも、昔ながらの映画館がいくつか残っている様子。そして、7日以降の志賀高原でも、別な意味で、「昭和」を感じさせる部分のある旅となったのでした。
もちろん、映画を観る前に、長野東急にある竹風堂のカフェ「さろん・ど・まろん」で、忘れずに、栗クリームあんみつ(抹茶アイスクリームのせ)をいただきました。
(その2へ続く)
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