2020年7月24日金曜日

「よりどりインドネシア」第74号発行、その舞台裏



7月22日、情報ウェブマガジン「よりどりインドネシア」第74号を発行しました。以下のサイトからご覧いただけます。

今回の「よりどりインドネシア」第74号のカバー写真。
中ジャワ州スマラン市のシンパンリマ(五叉路)の夜の屋台。

今回は、3人のうち2人の執筆者の原稿が早く届き、編集作業も順調に進みました。彼らの原稿の編集を終えるタイミングで、自分の原稿執筆を始めるのがいつものパターン。すなわち、私自身の原稿は毎回、大体1~2日で仕上げています。

今回、自分の原稿のテーマ候補を3つぐらい用意していて、どれについて書こうか考えていました。ちょうど直前に、別の原稿を書いていたので、それと関連させて書ければ、より効率的になると踏んで、3候補から今回書くテーマを決めました。

ところが、7月20日、インドネシアの新型コロナ対策の体制が大きく変わるというニュースが入ってきました。これは、対策の重点を感染対策から経済回復へ移すという重要な変更が示されたものでしたので、すでに決めた今回のテーマはいったん棚上げにし、新型コロナ対策の体制変化について急遽書くことにしました。

といっても、その報道を読んだのが7月21日で、22日の発行を予定していたので、エイヤーで書かなければなりません。3人の執筆者のうちのお一人の原稿は22日の朝に送られてきて、それから編集して送り返し、加筆修正をお願いして、OKが出れば完成、という手順をひととおり終わらせてから、自分の原稿を書き始めました。

今回は、そのお一人の原稿が7月22日の朝に送られてくることがあらかじめわかっていたので、自分の原稿を21日午後から書き始め、結局、8割を22日午前3時半まで書き、残りは、22日朝に送られてきたお一人の原稿の処理を終わらせた後、残りの2割を書き上げました。こうして、何とか7月22日中に発行することができました。

こんな舞台裏を書いてしまうのは恥ずかしいのですが、こんな感じで、これまで毎月2回、一度も欠号を出すことなく、第74号まで来た、というところです。

というわけで、今回発行した「よりどりインドネシア」第74号は、以下のような内容です。是非、ご一読いただき、ご購読をご検討ください。最初の1ヵ月は無料お試し期間(2号分)となります

●感染対策から経済回復へ舵を切ったジョコ・ウィドド政権(松井和久)
政府は7月20日、感染対策と経済回復の両立を図る新たな委員会を立ち上げ、従来の対策チームを解散しました。しかしその狙いは感染対策から経済回復へ重点を移すことでした。松井がその背景を探ります。

●ウォノソボライフ(31):シオンタバコは絶滅するか?(神道有子)
神道さんの連載は、普通のタバコとは一味違うローカルの「シオンタバコ」の話です。その歴史をたどりながら、シオンタバコとウォノソボとの意外な関係やどう生き残っていくのかを語ってくれます。

●ジャワの羽衣伝説 – “Babad Tanah Jawi”より–(その2)(太田りべか)
太田さんのジャワの羽衣伝説、今回は異説の紹介です。異説をめぐる奇妙で意外な話や、ジャワとスンダとの王族関係などに思いを馳せます。ジャワの神話の世界が身近に感じられます。

●いんどねしあ風土記(20):ヌサンタラ・コーヒー物語(後編)~コーヒー文化紀行~(横山裕一)
横山さんのコーヒー紀行は3回目。フローレスの占いコーヒー、映画「コーヒーの哲学」のカフェ、北スマトラの極上コーヒー、注目すべきワインコーヒーなど盛り沢山です。

今回も読みごたえのある内容となりました。広がりと深みのあるいくつものインドネシアをお楽しみいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

なお、購読者向けに限定した月例オフ会を7月25日(土)日本時間午後3時から行います。25日午後2時までに「よりどりインドネシア」購読者登録をされた方は、月例オフ会にご参加いただけます。当方より、ZOOM事前登録URLをお送りいたします。よろしければ、以下のサイトより、購読者登録をよろしくお願いいたします。


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