2020年6月25日木曜日

3年目最後の「よりどりインドネシア」第72号発行、執筆者を大募集中



6月22日に発行した「よりどりインドネシア」第72号は、最初に発行してから3年目の最終版です。今回は、原稿5本、全44ページと盛りだくさんの内容になりました。
第72号の内容は以下のとおりです。

●新型コロナをめぐるマカッサルの3事件(松井和久)
住民が迅速抗体検査を拒否、病院から感染を疑われる患者を持ち逃げ、陽性となった妊婦の胎児は死亡。マカッサルで起きた3事件を松井がお伝えします。

●ウォノソボライフ(30):仕立屋さんに起こったこと(神道有子)
ウォノソボの仕立て屋さんがバズったのはなぜか。それとシラミ取りとの関係は?。連載中の神道さんが解説します。

●ジャワの羽衣伝説 – “Babad Tanah Jawi”より–(その1)(太田りべか)
太田さんは、ジャワの古典から羽衣伝説を取り上げ、羽衣伝説とジャワの王朝との意外な興味深い関係を推理します。

●ラサ・サヤン(6):中村兵(石川礼子)
モロタイ島で発見された中村輝夫という元「日本兵」は台湾へ戻りました。彼のことをもっと知ってもらいたいという石川さんの思いがこもった一作です。

●いんどねしあ風土記(18):ヌサンタラ・コーヒー物語(前編)〜コーヒールネッサンス~(横山裕一)
横山さんの連載は、満を持してのコーヒー物語の前編です。大のコーヒー好きの横山さんの心のこもったエッセイを堪能してください。 

第72号のカバー写真は、ジャカルタの街中で野菜を売り歩く行商人のおじさん

もともと、「よりどりインドネシア」は様々ないくつものインドネシアを描き、伝えることを目的としてきたので、できるだけ様々な執筆者に自由に書いていただく媒体とすることを目指してきました。

これまで、主宰者の私は必ず最低1本は書くように努め、それを実行してきましたが、常に2週間おきに何か書ける、というわけではありませんでした。ときには、材料が決まらず、発行日ギリギリ、あるいは1~2日送らせてなんとか書く、ということもありました。論文と違って、査読や読み直しなどの手間ひまをかけていない分、原稿のできはデコボコでしたが、とにかく書かなければいけないというプレッシャーがありました。

今回は私以外の原稿で4本となり、そろそろ、私が何も書かない号が出てもいいのかなと思う反面、私が次は何を書くかを楽しみにしてくださっている方もいるので、書かなくてもいいか、やっぱり書くか、個人的にちょっと悩ましいところではあります。

というわけで、今も、執筆者を大募集しています。毎号とか毎月とか決めて書いていただいてもいいですし、不定期に気の向いたときに書いていただいてもかまいません。一般の方々向けなので、論文ではなくエッセイ調で分かりやすく、できれば写真や絵を添えていただければ、と思います。

写真だけ、というのもOKです。写真エッセイのようなこともしてみたいです。

もちろん、執筆していただいた方には、薄謝ですが、原稿料をお支払いいたします。執筆者には本誌の購読会員になっていただきますが、1年間に3~4本書いていただければ、購読料の元が取れる格好になります。

皆さんも、自分のインドネシアを「よりどり」に執筆してみませんか。私も、編集人として原稿完成までのお手伝いをさせていただきます。

そして、購読者の皆さんどうしで、様々なインドネシアを共有して楽しみ、深め、広める場として、月例オフ会を企画しました。日本語のメディアや一般に言われているのとは同じようで違う、違うようで同じ、いくつものインドネシアをシェアできる場にしていきたいと思っています。

どうか、力を抜いて、ゆるーくお付き合いください。皆さんと「よりどりインドネシア」の誌上で、あるいはオフ会の場で、お会いできるのを楽しみにしております。


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